フロントエンドから基幹系まで 内製化領域が拡大

 近年、ローコ-ド・ノーコード開発ツールの注目が高まっている。背景には深刻なIT人材不足という問題がある。高度なプログラミングスキルがなくても開発できるローコ-ド・ノーコード開発ツールは、非IT人材を短期間にIT人材化できる。

 これによって内製開発によるシステム構築の短期化やデジタルトランスフォーメーション(DX)推進、外注費の削減などが可能になる。例えば、属人的なExcel業務をローコ-ド・ノーコード開発ツールでシステム化すれば、業務の標準化やワークロードの自動化が進む。

 ツールの普及とともに、活用シーンも広がりを見せている。Excelの置き換えやフロント系サービスなど比較的簡易なシステムだけでなく、最近は基幹系システムやミッションクリティカルな業務システムなどの開発もローコ-ド・ノーコード開発ツールで行うケースが増えてきた。

 しかし、このようなシステム開発を前提にした場合、ツール選定にもポイントがある。信頼性や安定性、長期ライフサイクルにわたる保守性などは特に重要だ。つながるシステムやデータも増えるため、その連携性や管理なども考える必要もある。外注費がかからないのだから――。ツールはそもそも機能に制限があるから――。「不満があっても我慢して使ってもらう」というIT部門の“甘え”はシステムの機能不全につながってしまう。

 目先の使いやすさだけで選ぶと、あとで痛い目を見る。そうならないためには、どうすべきか。以降でローコ-ド・ノーコード開発ツールの“賢い”選び方と使い方を紹介しよう。

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