■新たなテクノロジー適用を期待する経営層からの要求に応えられない
デジタル技術を活用してビジネス変革を成し遂げるDXやChatGPTに代表される生成AIなどによって、付加価値創造や既存業務の改善につなげたいと考える企業は少なくない。一方で、高度な攻撃手法を駆使した新たな脅威への対策にも時間を割く必要がある。限られたリソースのなかでやりくりせざるを得ないIT部門では、新たな施策に工数を確保することが難しくなってきているのが現実だろう。
それでも、経営層からは新たなテクノロジーに対応せよという要求は日増しに高まっている。そのためIT部門は、可用性を担保しながら従来の運用を省力化、自動化していくことで、何とか工数を確保しなければならない状況にある。同時に、新たなテクノロジーに対してコストを投下していくためにも、既存のITインフラに関するコスト削減を進めていくことも求められているはずだ。
■IT部門に重くのしかかる「運用性」「拡張性」「セキュリティ」という三重苦
なかでもデータセンターに設置された既存のITインフラを管理・運用しているIT部門にとって、さまざまな課題が顕在化している。その課題は大きく「運用性」「拡張性」「セキュリティ」の観点でまとめることができる。