データドリブンなマネージメントとオペレーションを目指す
DX(デジタルトランスフォーメーション)やデータ活用は、もはや企業だけでなく、国をあげた取り組みである。経済産業省が力を入れているDXの1つにAIやデータを活用したスマート保安の実現など化学プラントのDXがある。
日本を代表するプロセス製造業である三菱ケミカルも積極的に化学プラントのDXに取り組んでいる。
多くの化学プラントは、設備の高経年化によるリスク、少子化による労働力人口の減少などの課題に直面しており、安全の確保や条件の複雑さからデジタル活用の難易度が高いともいわれているが、同社はIoTやAI(人工知能)を活用した施策に挑戦。製造現場のあるべき姿を「KAITEKIスマートファクトリー」と定義し、データドリブンなマネージメントとオペレーションを実現しようとしている。例えば、機器に振動センサーなどを設置して稼働情報を収集。プロセスや設備の自律的な自己診断による設備・品質トラブルの未然防止などを目指している。
このような取り組みの一環として、同社は特性の異なる多様なデータを一元的に管理し、誰もが容易に活用できる環境を実現した。以下では、モデルプラントを舞台にした、同社の先進的な取り組みを紹介する。