世界的な重要課題の「サステナビリティ」
今や世界的な重要課題となったサステナビリティの実現。IT/デジタルの利活用においても、この視点を外すことはできない時代になっている。
一口にサステナビリティといっても取り組みの切り口は様々だ。ただ、ITに関していえば消費電力削減は大きなテーマの1つといえる。事業活動で利用するシステムの消費電力を抑えることが、発電によって排出されるCO2の削減、カーボンニュートラルへの貢献につながる。
一方、現在はクラウドの普及などを背景にデータセンターの消費電力が急増している。ある調査※によれば、2018年の国内データセンターの消費電力量は推計約14TWh。さらに2030年には6倍以上の90TWhに増えることが予測されている。
また、2018年の14Twhのうち、サーバーそのものの消費電力が占める割合は約半分に上るという試算結果も出た。ここから予測できるのは、企業・組織が利用するサーバーの消費電力には今後、非常に厳しい目が向けられるということだ。もちろん、オンプレミスのサーバーは、ビジネスを支える欠かせないものである。ただ、企業が社会的責任を果たす上では、その消費電力削減に取り組むことが重要ミッションになっている。
このような状況を踏まえて、NTTデータグループはある検証を行った。エンタープライズ領域で多数稼動しているJavaアプリケーションのサーバーで、ある技術を活用することが消費電力大幅削減の「切り札」になると考えたのだ。果たして、その見立ては正しかったのか。詳細を次ページで紹介する。
※「情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響(Vol.2)-データセンター消費エネルギーの現状と将来予測および技術的課題-」/2021年3月、国立研究開発法人科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター