クルマは居室空間などを備えた新たなプラットフォームに変わる

 クルマからモビリティへ――。自動車産業は「100年に一度」といわれる大変革期を迎えている。モビリティは単なる移動のための乗り物ではない。快適性・安全性や魅力的なドライビングといった移動体験を高めつつ、人に寄り添った付加価値の高いサービスを提供する。これが従来のクルマとの大きな違いだ。

 この実現に向けた重要なキーワードが「SDV(Software Defined Vehicle)」である。SDVとはクルマそのものの機能制御に加え、クルマが提供するさまざまなサービスまでもソフトウエアで制御すること。

 ソフトウエアを更新することで、運転支援機能や付加サービスを即座にアップデートできる。販売後もクルマを進化させ、常に最新の状態を維持できるわけだ。こうしたことからSDVは「クルマのスマホ化」ともいわれる。移動体験を提供するクルマとしての基本性能に加え、これまでにない新しい体験がユーザーの重要な選択基準になる。クルマの商品性が大きく変わる可能性がある。

 モビリティ社会の実現に向け、自動車メーカー各社は新しい価値創出の挑戦を続けている。この取り組みを支援する企業の1社がAWSだ。クラウドサービスの提供を通じ、SDV開発に貢献している。

 モビリティはどんな可能性があり、その開発の最前線はどうなっているのか――。モビリティ分野の有識者、日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ、ホンダおよびAWSのキーパーソンの話を聞いた。

※このコンテンツはAWS主催のAutotech Forum 2024のセッション内容を再編集したものです

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