中小企業で加速する生成AI活用、しかし課題も
多くの中小企業にとって、人材不足と業務効率化は喫緊の経営課題だ。その解決策として、生成AIへの期待が高まっている。
NTTドコモビジネス(旧:NTTコミュニケーションズ)の調査※によれば、生成AIを業務で「利用中」または「トライアル中」と回答した中小企業は全体の1/4。また、現在は利用していない企業のうち約20%が「今後利用する」方向性で検討を進めていることも分かった。別ジャンルのITサービスと比較しても、これは大きな数字といえるだろう。 ChatGPTやGeminiなど個人で手軽に契約できる生成AIサービスの登場により、導入のハードルは確実に下がっている。
ただ、実際の活用状況まで見ていくと、少し違った状況が浮かび上がってくる。
例えば「若手社員の間では、ChatGPTなどの生成AIをプライベートで活用するのが当たり前になっているが、会社のデータを生成AIに入力して本当に問題が起きないのか」という不安から、業務での本格活用に至っていないケースが多い。また、「導入したいが、どこから手をつけてよいか分からない」「使いこなせる自信がない」といった声も根強く聞かれる。
個人契約による活用では、その効果は個人の生産性向上にとどまってしまう。組織全体でナレッジが共有されず、社員間で知識やスキルの濃淡が生まれ、むしろ格差が拡大することで、組織全体の生産性向上には寄与しない状況も生まれている。
さらに、活用開始後の「使いこなし」にも大きな課題が残っている。例えば、導入当初は様々な業務に使ってみるものの、「何を」「どのように」活用すれば効果的なのか分からず、徐々に活用頻度が下がるケースは少なくない。社内に専門家がいないため、疑問点は解決されずに溜まっていく。その結果、せっかく導入した生成AIツールの価値を十分引き出せていない企業は多いのである。このような状況を打開するためには、生成AIの導入だけでなく、組織全体での活用を支援する仕組みが必要となる。
中小企業は大手に比べてリソースが少ないため、1人の社員が複数の業務を兼務するケースが多くある。そのため、生成AIによる効果を得やすい企業規模といえるだろう。「導入したのに使いこなせない」状況は、中小企業が躍進するための大きなチャンスをみすみす逃していることにほかならない。だからこそ、中小企業には、導入から運用までをトータルでサポートし、組織全体の生産性向上に貢献する生成AIサービスが求められている。
そこで今、注目を集めているのが、NTTドコモビジネスの「Stella AI for Biz」だ。生成AIの使いこなしと持続的な価値創出を支援するこのサービスの詳細について、次ページで紹介する。