セキュリティーはビジネスを拡大するための基盤であり投資

 今、セキュリティー業界で大きな注目を集めているのが、「Trellix(トレリックス)」だ。Trellixは2022年1月、McAfeeの法人部門であるMcAfee Enterpriseとファイア・アイ セキュリティの統合により生まれた新ブランド。それぞれの強みを持ち寄ることで、提供価値のさらなる向上が期待されている。

 いずれも実績のある2社の統合により、Trellixはスタート時からセキュリティー分野で大きな存在感を見せている。世界で従業員数は5000人、顧客数は約4万。フォーチュン・グローバル500のうち78%がTrellixの顧客である。

 Trellixの社名は、庭園などに置かれる植物のつるなどをはわせる格子棚のトレリスに由来する。同様に、企業のダイナミックな活動を、様々なソリューションで強靭に支えようとしている。Trellixの掲げるキーメッセージのひとつに“Living Security”がある。つまり、まるで生きているかのように躍動し、常に進化を続けるセキュリティーによって、ビジネスそのものを守るとともに、その成長を後押しする。セキュリティーは、もはや懸念材料ではなく、ビジネスを拡大するための基盤であり投資なのである。

 Trellixがこれから特に注力するのが、XDR(eXtended Detection and Response)市場である。ちなみに、McAfee Enterpriseの製品ポートフォリオのうちSSE(Secure Service Edge)分野は、別の新ブランド「Skyhigh Security」となることが発表されている。

McAfee Enterpriseとファイア・アイ セキュリティのブランド変遷
McAfee Enterpriseとファイア・アイ セキュリティのブランド変遷
[画像のクリックで拡大表示]

 サイバー攻撃はますます高度化しており、企業システムは複雑化している。今では、オンプレミスとクラウドが混在する環境は当たり前であり、また、DXの加速も相まって新たなシステムが次々にリリースされている。一方で、セキュリティー対策を担う人材が不足する中、注目されつつあるのがXDRだ。

 なぜ今XDRが関心を集めているのか。そして、Trellixはなぜこの分野に注力しようとしているのか。次ページ以降では、その背景とXDRの大きな可能性について考えてみたい。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。