ITインフラ領域のコンサルティングから構築、運用までワンストップでサービスを提供するキンドリル(Kyndryl)が、新たにMicrosoft Azure(以下、Azure)向けのテクニカルサポートサービス「キンドリルクラウド支援サービス」を開始した。これまで個別に実施してきた運用支援サービスをメニュー化し、長年培ってきたノウハウを利用しやすい形で提供するサービスで、ニーズに合わせてサービスレベルを選択できるのが大きな特徴だ。

クラウド活用で増える運用負荷の課題を解決

キンドリルジャパン株式会社<br>テクノロジー本部 クラウド事業部 理事<br>石橋直之氏
キンドリルジャパン株式会社
テクノロジー本部 クラウド事業部 理事
石橋直之氏

 デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の追い風を受けて広がるクラウドの活用だが、活用が広がるとともに課題も表面化してきている。その一つが運用面での問題だ。キンドリルジャパン テクノロジー本部 クラウド事業部 理事の石橋直之氏は「すでにクラウドの活用が進んでいるアーリーアダプターでは、事業部門主導でクラウドが導入され、それをどう統合管理していくのかが問題になっています」と指摘する。

 クラウドのメリットは初期導入のハードルが低いことだ。それだけにガバナンスについては後回しになりがちで、活用が広がってきて初めて運用の問題が顕在化するケースが多い。複数のクラウドを利用するマルチクラウド、オンプレミスと併用するハイブリッド化によってインフラ環境が複雑になり、運用の負荷が増大している。

 一方で、これからクラウド活用を始めようとしている企業でも運用面は課題になる。数多くあるシステムのどれをクラウドに移行しどれをオンプレミスに残すのか、クラウドを導入した場合の運用は誰が担当するのかなど、クラウド環境の設計や運用体制の確立のところで立ち往生しているケースも多い。

 30年にわたって企業の基幹システムのコンサルティングから構築、運用サービスを提供してきた同社にはこうした悩みが数多く寄せられているという。「実際に検討フェーズでの引き合いが増えています。コンサルティングを実施してロードマップを作成し、移行セッションを支援してきました」と石橋氏は語る。

 こうした状況を受けて同社では「キンドリルクラウド支援サービス」の開発に着手し、2022年6月からサービスの提供を開始した。日本企業の実態に合わせた日本法人独自のサービスであることにも注目したい。

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