ビジネスにおけるITの依存度が高まる中で、システムが停止することは大きなダメージにつながる。ダメージを回避するためには「いかに早くシステムを復旧させるか」が問われるが、その備えは容易ではない。30年にわたってITインフラ領域のアウトソーシングサービスを提供してきたキンドリル(Kyndryl)では、システム復旧のためのサービスをワンストップで提供している。同社のサービスとメリットについて解説しよう。

IT停止リスクへの対策は万全か

 ITインフラの多様化、複雑化によってビジネス継続に対するシステム停止リスクは増大しつつある。4社に1社がサイバー攻撃を受ける状況では、情報漏洩に対する備えも必要であり、システム停止につながる障害や自然災害への対応も必要だ。南海トラフ地震の経済影響は220兆円と報道されているのはご存じだろう。

 こうした万が一の事態に対する備えの基本となるのが、システム復旧対策である。ビジネスのITに対する依存度が高まっていくのと比例して、システム復旧への重要性も高まっている。すでに多くの企業が何らかの対策を講じているはずだ。しかし、本当に大丈夫なのだろうか。

 システム復旧に求められるスピードは日々速まっている。多くの取引がシステムを通して行われている今、システムの停止による損失を最低限に抑えるには、できるだけ短時間で復旧することが求められている。

 一方で、システムは複雑さの一途をたどっている。アプリケーションの数は増え、インフラもオンプレミス、クラウドが共存する。システムが停止した際の再起動の手間は増え、しかもどの時点まで遡ってデータを入れ直すかという問題もある。

キンドリルジャパン株式会社<br>レジリエンシー・サービス事業部<br>レジリエンシー・オーケストレーション 担当部長<br>長谷川佳幸氏
キンドリルジャパン株式会社
レジリエンシー・サービス事業部
レジリエンシー・オーケストレーション 担当部長
長谷川佳幸氏

 キンドリルジャパンのレジリエンシー・サービス事業部 レジリエンシー・オーケストレーション 担当部長の長谷川佳幸氏は「多くのお客様にて被災時と同様のビジネス・システム復旧の訓練を定期的には行っておらず、大多数は“たぶん大丈夫だろう”というレベルです。これではシステムが停止したときに確実に対応できるか不安が残ります」と話す。

 システムを止めて試すことができない、復旧に必要な人手が足りない、システムの運用ノウハウが属人化していて特定の人しかリカバリーできないなど、システム復旧には障害が多いのも事実だ。これらの問題を解消するためにキンドリルが提供しているのが「レジリエンシー・オーケストレーション」である。

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