資料の紹介

 製造業や建設業の現場では、カメラやセンサーでデータを大量に収集、活用するIoTの需要が増えている。従来のように、データをクラウドに集めて処理する方法では、通信の遅延やコスト増の課題がある。そこで、より現場に近い場所でデータを迅速に処理するエッジコンピューティングが急速に普及している。これに人工知能(AI)を加えたものが「エッジAI」だ。

 エッジAIが可能になったことで、製造工程の自動化、検査と品質レベルの向上、供給チェーンの最適化など、様々なプロセスが変わり始めている。機械学習とニューラルネットワークを用いた画像解析で検査を高度化したり、産業用ロボットに適用して低遅延かつ高精度な動作制御を実現するなど、具体的な活用が始まっている。

 本特集では、エッジAIのユースケースを紹介しながら、そのメリットやプラットフォームを導入する際のポイントなどを解説する。大型建築物の検査に適用した事例や、自動車メーカーにおける事例などを紹介し、レイテンシや消費電力、セキュリティなどの課題を解決するための要点に言及する。