開発スピード向上のカギを握る「シチズン・デベロッパー」

 デジタル技術が不可欠なものとなった現在のビジネスにおいて、ソフトウエア開発のスピード向上は、競争力強化に向けた必須の取り組みといえる。システムの「内製」は、そのための有効なアプローチだが、一方で、情報システム部門には既に十分なリソースがなく、思うような取り組みを進められない企業は多い。

 そこで今、注目されているのが「シチズン・デベロッパー」である。

 様々な業務部門のユーザーがソフトウエア開発プロジェクトに参加することで、開発期間の短縮に貢献する。同時に、顧客のニーズやビジネス課題といった、業務部門ユーザーならではの知見・ノウハウをシステム開発に取り込むことで、よりニーズに即したシステムの開発を実現できるようになる。このシチズン・デベロッパーは、デジタル技術の重要性が増す時代、ビジネスの成否を分けるキーパーソンになるといっていいだろう。

 ただし、シチズン・デベロッパーが活躍するためには相応の仕組みが必要だ。具体的には、高度なITリテラシーがなくても扱える開発ツールや、運用・保守に至るまでのライフサイクル管理を支援する仕組みなどである。

 住友電工グループでは、100以上ある社内システムのほぼすべてを 自社製ローコードプラットフォームで構築。これは、部門内で利用する簡単な Webアプリケーションから本格的な基幹システムまで、幅広い用途に活用できる開発ツールだ。同社は、このツールを、さらにシチズン・デベロッパーが使いやすいよう日々改善しながら、顧客に提供している。

 取り組みの内容や開発ツールの詳細について、次ページ以降で見ていこう。

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