サイロ化されたシステムと、エクセルによる報告が足かせに
苦労して新年度予算を作り上げたのに、ビジネス環境が激変し、四半期どころか2ヵ月も経たないうちにイチから作り直すように経営層から求められた――。そんな経験を繰り返す経営企画や経理部門の担当者が増えているのではないだろうか。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の普及と共に、新たな競争相手が次々と登場し、前月まで好調だった商品・サービスの売れ行きが突然鈍るといった事態は幾度となく起こっていた。それがコロナ禍と共にますます頻繁になり、変化に対応しながらアジャイルに事業計画を作り直していく「高速プランニング」の必要性が高まっている。予算と実績の乖離をタイムリーに集計・分析し、それに基づいてすぐさま計画を見直すというPDCAを高速回転させなければ、企業は変化に取り残され、たちまち市場を奪われてしまう。
だが、こうした背景に気付きながらも、多くの企業では「高速プランニング」のための基盤や体制が整っていないのが実情だ。部門や拠点ごとにシステムがサイロ化しているため、全社の業績データを集めるには、その分散したデータをエクセルに入力させ、メールで送らせるといった作業が発生する。それらを取りまとめるだけでも時間や手間がかかり、抜け漏れも起こりやすい。そもそも加工段階の集計ミスなどによって、正確な現況把握や予測に耐えないデータとなっている恐れもある。
「高速プランニング」を実践するには、データ収集・分析のための基盤そのものを抜本的に見直す必要があるのだ。その解決策として、多くの企業から支持される方法とは。詳しい機能と併せて見ていきたい。