API実装などで高度化したネットワーク機器
コロナ禍を経て定着したリモートワークや、モバイルデバイスの業務利用の一般化、クラウドサービス活用の急拡大など、ここ数年でIT活用の形は大きく変化した。それに伴いネットワーク環境に求められる要件も、高度化・多様化している。また、従来はリアルなオフィスを中心に行われていたコミュニケーションやコラボレーションも、Web会議やチャット、各種情報共有サービスなどのツールを使うことが当たり前になっており、その使い方も一律ではなくなっている。
このような状況は、ネットワークインテグレータにとって、大きなビジネスチャンスにつながるものといえるだろう。ネットワークやコミュニケーション/コラボレーションツールへの要求が高度化すれば、インテグレータとしての腕の見せどころも増えるからだ。高付加価値なネットワークシステムを構築し、継続的な維持・管理まで任されるようになれば、顧客との関係も深まっていくはずだ。
その一方で、こうした変化に対応するため、ネットワーク機器やコミュニケーション/コラボレーションツールの機能も高度化している。近年はAPIを実装することが当たり前になっており、APIを使いこなせなければ、ユーザーニーズに対応できないケースも増えているようだ。
これまでネットワークを専門にしてきたインテグレータにとっては、APIを活用した機能実装は、ハードルの高いものかもしれない。ネットワークの知識に加えて、APIやプログラミングといった、ソフトウエア関連の知識やスキルも必要になるからだ。これらのスキルを一朝一夕のうちに社内に揃えることは簡単ではない。
では、どうすれば多様化する顧客ニーズに対応し、このビジネスチャンスを手中にできるのか。ネットワーク業界の事情に詳しいキーパーソンに現状を聞いた上で、解決策を探ってみたい。