資料の紹介

 大林組はBIM(Building Information Modeling)を前提に、本社とアジア各拠点のリモート連携によって協働しながら設計を進めている。しかし、設計レビューで2D図面と3Dモデルを別々に確認しなければならず、またそれらを紙とPDFに依存していたことが業務の足かせになっていた。その結果、指摘の不整合や集約漏れが発生する、対応履歴の追跡が難しい、完了まで数週間から数カ月もかかる、という課題を同社は抱えていた。

 こうした課題を解決するために、同社は設計の環境や仕組みを変革した。具体的には、2D図面と3Dモデルを横断的に確認できるようにして指摘やコミュニケーションを一元化しし、SSOT(信頼できる唯一の情報源)を構築。また、指摘は標準化したカテゴリーで整理し、ダッシュボードで傾向と対応状況を可視化した。これらにより、レビュー期間を約30%短縮。さらに、プロジェクト横断の分析から改善や追加トレーニングなど具体的な打ち手の決定に直接結びつけられるようになったという。

 本資料では、大林組が実現した設計レビュー期間の短縮、および「指摘→可視化→打ち手」という運用の設計と、その実装ポイントを解説する。

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