資料の紹介
再生可能エネルギーの普及に伴い、予備電源やバックアップ電源としてガスタービンの需要が高まっている。この種のガスタービンには、従来以上の頻繁な始動と停止が求められる。その上で出力性能と効率を両立しなければならない。500MW級のガスタービンでは、効率が1%低下するだけで3000世帯分の電力供給能力が失われるという試算もある。
出力性能と効率の両立には、ローターときょう体の隙間(クリアランス)を最適化する必要がある。部品同士の接触を防ぐのに十分な大きさを確保しながら、できるだけ小さくしなければならない。頻繁な始動と停止が必要な環境でこれを実現するには、エンジン内部の熱的挙動を正確に把握することが不可欠だ。
本資料では、そのためのシミュレーションを可能にする「エンジン全体のモデル (WEM:Whole Engine Model)」について解説する。WEMを使用すれば、ガスタービンの過渡的な動作が詳細に分かり、クリアランスの変化を高精度に理解できるという。さらに、シミュレーション環境とCADツールを組み合わせ、エンジン内部の複雑な熱的挙動を包括的に解析し、性能と信頼性の最適化を図る方法について詳しく説明している。





