資料の紹介

 コロナ禍によるさまざまな制約を受けて、今改めて製造業に携わる多くの人がBCP(事業継続計画)の重要性を実感しているだろう。製造業の事業継続でもっとも重要なことは、とりもなおさず工場の安定稼働である。万一、製造ラインが予定外の停止に見舞われれば、納品遅延はもちろんのこと、企業の信用にも傷が付きかねない。

 このような事態を引き起こす要因としては、まず地震や台風などの自然災害がある。これら大規模災害以外にも、落雷による停電も多発している。機械や電源設備などファシリティの老朽化や故障も問題だ。さらには、異臭や異音といった問題もある。地域の住民に迷惑施設とみなされると、操業に支障がでてしまう。一方で異臭や異音は、ラインのトラブルの予兆となることもあり、うまく活用できればトラブルの回避が可能になるという側面もある。

 本特集では、工場の安定稼働に向けた防災・減災について、その考え方からどのような箇所に注意が必要か、どうすればリスクを減らすことができるのかなどを紹介。事例なども交えながら、具体的に解説している。ぜひ参考にして、一歩進んだBCPを実現してほしい。