資料の紹介
オフィスのITインフラや工場の制御システムがネットワークでつながるようになり、サイバーセキュリティの課題が深刻化している。セキュリティが脆弱な企業を狙って不正に侵入し、サプライチェーン全体を標的にするような、巧妙なサイバー攻撃が増えている。また、ランサムウエアは依然として大きな脅威となっている。そのような中で、スマート工場化や車載ネットワークの採用が進む自動車業界では、サイバーセキュリティを正確に理解し、対処することが求められている。
2020年3月、日本自動車工業会と日本自動車部品工業会は共同で「自工会/部工会・サイバーセキュリティガイドライン」を公開し、順次アップデートを重ねている。「方針」「機密情報を扱うルール」「法令順守」「体制」など、ラベルごとの要求事項とレベル1~3までの達成条件を示す。関係各社には、このガイドラインに沿った対策が求められている。しかし、具体的に何をすればよいか悩む企業が少なくない。
そこで本特集では、自工会/部工会のガイドラインに沿ったサイバーセキュリティ対策の勘どころを解説する。ランサムウエア攻撃の流れとフェーズを分析し、実際に起きたインシデント事例に基づいて、製品ごとの検知やセキュリティ監視の重点事項などを紹介している。セキュリティ対策のポイントや組織の役割分担などについて、ガイドラインの内容と紐づけて解説する。


