3年という期間をかけてデータベースの移行に着手
一般消費者向けの「不動産情報サイト アットホーム」(以下、at home)の運営に加え、不動産会社向けの情報サイト「ATBB(不動産業務総合支援サイト)」の開設や不動産データベースの提供、不動産業務ソリューションの提供など、不動産会社向けのサービスも幅広く提供するアットホーム。特にat homeについては、消費者の間での認知度も非常に高く、不動産の賃貸・売買のための情報収集サイトとして広く活用されている。
もともとat homeは、同社のオンプレミス環境で運用されていたが、このたび、同社はクラウドへの移行プロジェクトを完了した。
移行作業は、Webサーバー、アプリケーションサーバーから先行し、「Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)」を利用していたデータベースサーバーについては、3年という期間をかけて着実に移行作業を進めた。新たにデータベースとして採用したのは「Amazon Aurora PostgreSQL」である。
クラウドシフトを進めるに当たり、大規模データベースをどうするかは多くの企業が苦慮する重要なテーマである。実際、同社が3年という期間をかけたのもOracle RACは、社内外のシステムと100を超える連携を行っており、慎重な作業が必要と判断したからだ。
以下では、このデータベースの移行を中心に、同社のクラウド移行プロジェクトの概要を紹介していく。