土木・建設業で加速する高度化した位置情報の活用
今、位置情報サービスの高度化が着実に進行中だ。大きな推進力となっているのが、「みちびき(準天頂衛星システム)」の運用体制の充実である。2018年より4機体制でサービスが開始され、今後はさらに3機追加し7機体制で運用されていく予定で、より安定した位置情報を取得できる環境が実現する。
衛星測位システムとしては米国のGPS(Global Positioning System)が有名だが、今ではEUや中国、ロシアなども同様のシステムを運用し、これらを総称してGNSS(Global Navigation Satellite System)と呼ぶ。「みちびき」もGNSSの1つであり、これが加わったことで、一層の安定性と高精度化が期待できる。
精度が向上した位置計測を活用する製品やサービスの幅は広がりつつあり、産業分野での位置情報の活用も進んでいる。こうした動きをリードしているのが、建設分野だろう。
建設業は、測量を例に挙げても、その範囲の広さや地形条件など様々な影響により、作業時間やマンパワーが膨大になる業界だ。しかし、建設分野における人手不足は深刻化している。さらに、熟練者の属人的なノウハウで現場を回しているケースが多く、そうしたノウハウの継承が大きな課題になっている。ICT活用はこうした課題の解決策となり、その動きは加速しているのだ。
そのような中で、早い時期から高精度測位ソリューションを手掛けてきた株式会社コアは、こうした建設及びその周辺分野を中心に、幅広い衛星測位サービスを展開し、作業の効率化や均一化に貢献している。次ページからは、導入が広がるコアの高精度測位ソリューションの特長や活用事例に迫る。
