資料の紹介
兵庫県立大学大学院情報科学研究科はこのほど、343TFLOPSの新しいスパコンシステムを導入した。AIや機械学習など教育研究ニーズへの対応を進めるとともに、シミュレーションの速度や精度を高めることで、次世代を担う人材の育成や民間企業との産学連携に役立てている。
新システム導入に当たり同研究科が提示した要件は、多種多様な研究ニーズに柔軟に対応できることに加え、理化学研究所が有するスパコン「富岳」で計算したデータの後処理などにも使えるよう、ストレージを高速・大容量化することだった。2020年10月には一般競争入札を実施した。
本資料は、兵庫県立大学大学院情報科学研究科の教授に、スパコン導入の経緯をインタビューした内容をまとめたもの。わずか3カ月で稼働させたという新しいスパコンシステムの概要や導入効果、今後の活用計画などを、同研究科での教育研究活動や育成を目指す人材像などとともに、紹介する。