資料の紹介
ソフトウエアサプライチェーンに対する攻撃が相次いでいる。2021年12月、JavaのライブラリーであるApache Log4jの脆弱性「Log4Shell」が世界各国で被害をもたらしたことは記憶に新しい。広範に利用されているオープンソースコードが悪用されたことは、IT業界に大きな衝撃を与えた。
ソフトウエアの開発プロセスは、自動車の製造に似ているとも言われる。部品を入手して独自カスタマイズを施し、成果物として“組み立てる”からだ。当然ながら、何重にもわたる工程の中に脆弱性が1つ含まれるだけで侵入の可能性が出てくる。それだけに、上流から下流までの各段階で安全性の厳格な確認が求められる。
本資料では、ソフトウエアサプライチェーンをセキュアに保護する考え方を紹介する。まずはソフトウエアサプライチェーンを理解し、業界標準の規格・フレームワークにのっとった開発が必要だと説く。ただし、複雑な工程をつぶさに確認するのは容易ではない。そこでコード、ビルド、デプロイ、実行までのチェック体制を備えたマネージドツールの導入が有効だという。これにより、リスクを最小限に抑えながら、開発者の生産性向上を実現するとしている。