資料の紹介

 高精度な温度検出回路の設計にまつわる課題は多い。測定対象の熱システムに悪影響を及ぼさないよう、熱設計や電気設計にあたっては、センサーやプリント基板(PCB)の配線パターンから発生する熱を最小限に抑えるように配慮しなければならない。ウエアラブル機器向けの機械的構造を設計する場合は、人体への負担がかからず、堅牢(けんろう)性や信頼性の高さも求められる。

 このように温度検出回路の熱設計、電気設計、機械設計はトレードオフの関係にあるが、その壁を乗り越え、バランスの取れたシステムを実現するためには、推奨される設計ガイドラインに沿った適切な設計方法を採用することが望ましい。また、適切な温度センサー部品を選択することも優れた設計を実現するためには重要となる。

 本資料では、ウエアラブル機器における高精度な伝熱アプリケーションを設計する際に考慮すべき事項について解説する。深部体温測定用のウエアラブル機器の開発を例に、米テキサスA&M大学の協力を得て、高精度な温度検出器の設計に関するガイドラインとしてまとめている。ウエアラブル熱検出デバイス開発に適した低電力な高精度温度センサー製品も紹介する。

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