資料の紹介

 最近のフェーズド・アレイ・レーダーには、窒化ガリウム(GaN)ベースのパワーアンプが搭載されていることが多い。電力密度が高いGaNパワーアンプを用いることで、かさばる上に損失の多い電力合成回路を不要にできる。しかし、課題もある。レーダーの種類によっては、パルスドループという現象によって探知可能な距離(探知距離)が制限されてしまうのだ。

 パルスドループとは、パルスが立ち上がってから下がり始めるまでの間に振幅が低下する現象である。この現象が発生すると、探知距離が本来のパルス長に応じた値よりも短くなり、遠距離にある物体の探知能力が低下してしまう。これに対処するためには、どうすればよいか。

 本資料では、フェーズド・アレイ・レーダーの性能を低下させるパルスドループを軽減する方法について解説する。高性能のフェーズド・アレイ・レーダーに求められる要件を満たすために、パルスドループを最小限に抑えたGaNパワーアンプ製品についても紹介する。

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