資料の紹介

 アンテナの向きを変えることなく、短時間で高密度な観測が可能なフェーズドアレイレーダー。その特徴から、気象や防衛などの分野で使われている。方式はデジタル・ビームフォーミング、RFビームフォーミング(アナログ・ビームフォーミング)、ハイブリッド・ビームフォーミングの3つに大別でき、それぞれ一長一短がある。

 もしデジタル・ビームフォーミングを全アンテナ素子に適用できれば、任意の組み合わせのビームを複数同時にソフトウエア制御できるようになり、様々な機能が実現可能となる。その最大の課題は消費電力だ。もし、デジタルの利点を生かしつつ、消費電力も低減できるデジタルとアナログの配分が分かれば、最適なフェーズドアレイレーダーの設計に役立つ。

 本資料では、消費電力を低減しつつ十分な性能も見込めるフェーズドアレイシステムの実現方法を考察する。検証のベースとしてアナログとデジタルのチャンネル数が可変なモデルを構築し、各チャンネルでの処理が性能や消費電力に与える影響を解析する方法を解説する。

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