資料の紹介
消費者庁が2026年1月に更新した「食品ロス削減関係参考資料」によると、世界の食料廃棄量は年間約13億トンに上る。人の消費のために生産された食料のうち、3分の1を廃棄している。こうした廃棄物からのメタンガスは、温暖化ガスとしてCO2の86倍も排出されているという。そこで米国では、食品廃棄物処理施設でメタンガスを生成・収集し、温暖化ガスの排出削減を図っている。埋め立て地の削減にもつながる。メタンガスの売却益も得られる。
アイオワ州東部の町マスカティンは、食料廃棄物からメタンガスなどの再生可能天然ガス(RNG)を生成・収集する施設の改善を進めている。具体的には、アイオワ大学やパートナー企業らとともに、クラウドベースの機械学習を用いて、異種原料の特性をリアルタイムで評価する方法を確立するなど、RNG生成量の最大化に取り組んでいる。
本資料では、マスカティンでの食品廃棄物処理施設のRNG生成効率向上の取り組みを紹介する。様々な種類の原料から安定的にRNGを生成するのは簡単ではない。鍵を握るのは、AIやデジタルツイン、高性能センサーといった先端技術の活用だという。その一端を紹介する。





