資料の紹介

 企業活動の基盤となるインフラ設備の保全が困難になっている。電力供給に欠かせない受変電設備もその1つだ。老朽化と人材不足が安定稼働に影響を及ぼすリスクとなっている。現在のペースでは変圧器の全体の更新に約70年要するとの試算もあり、設備の劣化に更新が追いついていない。こうした背景から、保守不備による事故が増加していると指摘されており、突発停電による損失が企業の経営リスクとなっている。

 トラブルは突然発生するのではなく、見逃された予兆の結果といえる。従来の時間基準保全では異常を常時観測できないため、劣化予兆の見逃しをゼロにすることはできない。そこで、設備が停止する前にリスクを低減する予知保全への転換が求められている。

 本資料では、受変電設備を常時監視し、故障予兆を検知する保全技術について解説する。部分放電は機器の故障の兆候を示す現象だが、診断のタイミングによっては発生後に消えたり、見逃すことがある。そこでオンラインで部分放電をリアルタイム監視し解析することにより、異常を早期に検知し、重大事故を未然に防止できる。熟練者でなくても異常の判断が可能になるため、人材不足の解決策にもなる。

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