資料の紹介

 スイッチング電源は、安定した電力を効率的に供給する手段として、多くの用途に採用されている。だが、そのスイッチング電源にも欠点はある。高速スイッチングに伴う高周波のスイッチング・トランジェント(瞬間的な電圧の変化)が発生した場合、ノイズに敏感な用途では性能劣化や不具合の原因になり得る。

 この問題を回避するためには、高周波ノイズがどこでどのような原因で発生しているのかを見極め、必要に応じてそれを軽減、もしくは排除する対策を速やかに講じる必要がある。その際には、ノイズやリップルの正確な測定方法が極めて重要となる。測定方法や測定器の違いにより、測定結果が大幅に変化する場合があるからだ。

 本資料では、スイッチング電源の出力電圧を測定する際に見られる高周波ノイズの根本的原因を分析し、それが実際に懸念すべきものかどうかを含めて説明する。同時に、回路の出力電圧に生じるリップルを正しく測定する方法も提案する。実際の降圧レギュレーター製品を搭載したデモ用ボードを使って、高周波ノイズによって発生する可能性のある問題を明らかにしていく。

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