資料の紹介

 あらゆる業界と同じように製造業でもDXが求められている。例えば試作機を作成する前にシミュレーションによって十分に検証を行うことで開発・設計にかかる時間を短縮したり、検査工程にAIを活用することで検査効率および正確性を向上する。また、情報を共有することで属人化を防ぎ、過去のケースから知見を得やすくなったりする。

 とはいえ一口に製造業といっても千差万別である。必要となる技術や方法論は個別に異なり、自社に最適なDXの方向性を見定めるのは難しい。まずは広くアンテナを張り、情報を収集することが重要だ。その際、製品やサービスの情報だけでなく具体的な活用事例を含めて検討することで、より正しい活用イメージを把握可能となる。

 本特集では、製造・設計分野の2つのDX事例を紹介している。1つは「光学製品設計・シミュレーションソフトウェア」を活用し、スマートフォンやAR/VR製品の開発を大幅に効率化した事例。もう1つは3Dスキャナーとパイプチェックソフトウェアを活用し、これまで難しかった本格的なパイプラインの腐食や摩耗劣化評価を可能にした事例である。関連業界でDXに関心がある方々の参考になるだろう。