資料の紹介
京セラは、2017年に立ち上げた「生産性倍増プロジェクト」で、製造ラインの自律化と可用性向上に取り組んでいる。開始から1年足らずで、国内の3工場にモデルとなる新たな製造ラインを稼働させ、現在は全社展開に取り組んでいる。
新たな製造ラインと共に必要になったのが、見積もり、作図、加工プログラム作成といった作業を効率化する新たなデータ活用基盤である。同社はこれを、迅速な機能リリースや、柔軟なスケールアップ/ダウンが可能なクラウド環境で構築。基幹システムや社員のPC、工場設備の各種センサーなどから取得したデータを保管して、社員が分析機能や分析結果を容易に利用できるようにした。
本資料では、京セラが推進する「生産性倍増プロジェクト」の経緯と、それを支えるデータ活用基盤の特徴や工夫点などについて、責任者や開発担当者へのインタビューを通じて紹介する。この基盤には、ものづくりに必要な様々な機能が実装されており、汎用性の高いものについては外販も視野に入れているという。