資料の紹介
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、多くの企業がテレワークの導入を加速、働き方改革は一気に進んだ。だが、その一方で、サイバー攻撃から防御すべき境界線が拡大したうえ、急ごしらえのテレワーク環境の「穴」を狙う攻撃が増加。セキュリティリスクが増大した。
2021年におけるサイバーセキュリティ上の最も大きな脅威は、活動を休止したはずの「Emotet」の復活だろう。2022年に入ってからも、Emotetによる多くの被害が報告されている。業種別にみると、ソフトウエア・ベンダーへの攻撃が、ソフトウエア・サプライチェーン攻撃と歩調を合わせるかのように増えていることが分かる。
75ページにわたる本資料では、2021年に観測されたサイバー攻撃の主要な経路や手法を明らかにし、新世代の巧妙なサプライチェーン攻撃の手口から、数十万もの企業を侵害の危険にさらしたApacheの脆弱性の悪用までを、セキュリティ専門企業の研究者が網羅的に解説する。サイバー事件を月別に要約し、クラウドやモバイルにおける新たなトレンドを掘り下げている。巻末にはマルウエア46種の解説も収録した。