資料の紹介
フィッシング攻撃の増加が止まらない。その件数は2021年も世界規模で増え続けた。最も標的とされた業界は「小売・卸売業」で、2021年は前年比で436%も増えた。パンデミックにより、消費者の商品購入額が上昇したことに乗じたもので、人気ブランドや有名サービスの偽サイトが乱立した。実際に見かけた人もいるだろう。
恐ろしいことに、技術的な知識の乏しい「攻撃者」にも利用しやすいツールが続々と開発されている。誰でも手軽に偽サイトを作成できてしまうのも、フィッシング件数が増加している背景になっている。リスクを完全に排除することはできないが、傾向やインシデントを学ぶことで、より良いリスク管理ができるようになる。まずは、相手の戦術を知ることが重要である。
本資料は、フィッシング攻撃に関する2022年版の最新報告書である。フィッシング攻撃の種類や“進化”のトレンド、防御対策の強化、ゼロトラストによる対応策、2023年度の予測について、40ページにわたってまとめられている。「不審なメールは開かない」と警戒されるようになった今、攻撃者は次にどんな手を使うのか。どんな対策が最も有効なのか。具体例の数々を確認してほしい。