資料の紹介
ID管理の不備を突かれたサイバー攻撃が後を絶たない。2021年に、IPA(情報処理推進機構)に寄せられた不正アクセスの届け出では「ID・パスワード管理の不備」が上位に入った。しかも、2年前に比べて4倍弱に増えている。
その原因の1つはクラウド化だ。テレワークの普及により業務システムのクラウド化が増加し、従来のID管理手法では対応しきれなくなっている。手作業のID管理を余儀なくされ、人事異動などの際にID管理者権限を迅速かつ正確に更新することが困難になりつつある。もし設定ミスによって退職者のIDを削除し忘れたり、権限のない人に特権管理権限を割り当てたりすると、不正アクセスのリスクが高まり、情報漏洩につながりかねない。
本資料ではクラウド時代に即したID管理サービスを紹介する。同サービスにID情報を集約し管理することで、SaaSやディレクトリーサービス、各種データベースなどにID情報・権限情報を配信できる。これにより迅速かつ適切なID管理を実現し、ゼロトラストモデル構築の足掛かりにもなるという。また、国内エンジニアを中心に開発を進めているため、海外製品を日本組織に合わせるためのカスタマイズなども不要としている。