資料の紹介

 基幹業務に根付いたレガシーシステム。経済産業省が「2025年の崖」として指摘したこともあり、DX(デジタルトランスフォーメーション)の阻害要因とされている。しかし、既存のレガシーシステムを時代遅れと切り捨てずに、長所を生かしながらDXに取り組む事例もある。

 中堅ゼネコンの新井組では、レガシーシステムを活用しつつ全社的なペーパーレス化を成功させた。クラウド上に電子ワークフローシステムを構築し、従業員はタブレットから操作。入力結果を20年来利用し続ける基幹システムと連動させ、煩雑な現場の伝票作業を簡略化した。これにより、5日程度かかっていた決裁期間を3日以下に短縮し、機動的な業務分担を実現したという。

 本資料は、レガシーシステムとクラウドの組み合わせによるDX推進について、新井組の情報システム担当者が語ったものだ。基幹システムは自社構築で、自ら修正を施すことよって外注費用も不要。また、レガシーシステムが持つデータベースシステムに電子ワークフローシステムからリアルタイムにアクセスできるため、情報遅延が発生しにくいという利点もあったという。過去の情報資産と最新技術をうまく連携させた好事例と言えるだろう。

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