資料の紹介

 高機能な義肢(義手・義足)は、身体に障害を持つ人が社会に参加するための大きな支えになる。しかし、その恩恵にあずかれる人は限られている。個人に合わせた義肢を作成するには、高額の費用がかかるからだ。

 子供の場合、費用の問題はとりわけ大きい。体の成長に合わせて作り替えなければならず、そのたびに高額な費用が発生する。例えば義手は、成人するまでに4~5回取り換えるケースもあるが、1つの義手の平均コストは約8万ドルと高価だ。また、発注からフィッティングまで6カ月程度かかるため、義手を調整しているうちに体が大きくなってしまい、新しい義手が完成したときには装着できないことさえある。

 本資料では、従来のわずか1/5の短納期、たった1/10の低コストで義手を作製することに成功した米国の医療ベンチャー企業の取り組みと、この会社が導入した設計技術について紹介する。リモート3Dスキャンや3Dプリントなどの技術を組み合わせた設計手法である。子供たちは自宅に居ながらにして、自分の体に合った義手を、数週間という短い納期と8000ドルという破格の費用で受け取れるようになるという。

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