資料の紹介
JFEスチールでは、1970年代に構築した基幹システムのモダナイゼーションを全社規模で進めてきた。背景には、システムの老朽化に加え、PL/I、COBOLといったレガシー言語に精通したエンジニアや業務を知り尽くした熟練社員の高齢化が進めば、システムがブラックボックス化し、事業継続が危うくなるという強い危機意識があった。
同社は当初、全国の製造拠点共通となるシステムを新たに開発するリビルド手法を検討していた。しかし、各拠点が数十年かけて積み上げてきた数十万本のプログラムをすべて読み解き、それを基に新規に開発し直すことは、時間や費用面から困難と判断。数十年蓄積してきた“業務ノウハウ”を短期間で確実に継承するため、その「結晶」であるロジックを変えることなくJavaに変換するリライト手法に転換した。
本資料では、全国6拠点の基幹システムをモダナイゼーションするプロジェクトを完遂したJFEスチールの取り組みの中で、同社東日本製鉄所(京浜地区)の事例を中心に紹介する。資産棚卸とともにJavaへの変換を自動化するツールなどを活用することで効率的に作業を進め、3400万ステップ規模の移行を29カ月という短期間で実現したという。





