資料の紹介

 駅や商業施設に設置されたデジタルサイネージ、スタジアムやコンサートホール、街頭の大型ビジョンなど、あらゆる場所で様々な映像を目にする機会が増えた。今や映像はエンターテインメントのみならず、多様なコミュニケーションに活用されている。同時に、映像品質も4Kや8Kなど高画質化が進んでいる。しかし、旧来のAVインフラは、そもそもこれほどの大容量データの配信を想定しておらず、そのまま配信することは難しい。

 その解決策として期待されるのが、「Audio/Video over IP(AV over IP)」だ。これは、かつて電話機がVoIP(Voice over IP)に、監視カメラがネットワークカメラに切り替わってきたのに続き「第3のIP化」と言われるもので、日本でも普及が進みつつある。しかしながらAV over IPを実現するためには、配信方法や目的に合わせた方式の選定、既存システムとの連携、稼働後の運用など考慮すべきポイントも多く、簡単にはいかない。

 本特集では、AV over IPの選択のポイントや運用セオリー、多様で具体的な事例などを紹介。AV over IPの導入を検討する方に、大いに役立つはずだ。