資料の紹介
昨今、EBPM(Evidence-based Policy Making)が注目されている。EBPMとは、統計データや各種指標などの客観的なエビデンスに基づく政策立案を指す。過去の慣例や属人的・局所的な判断に依らず、透明性を高めることで国民・住民に信頼される行政を展開するのが目的だ。
EBPMにおいて何よりも必要なのは様々なデータである。データの利活用によって政策立案に不可欠な事実の確認、主張の裏付けが可能となり、市民参加・官民協働を通じた諸課題の解決、さらには行政サービスの利便性向上・高度化をもたらす。そして、実現に向けてはデータを効率的に収集・整理・可視化するITツールが求められる。
本動画では、データを一目で理解できる分析ツールとプラットフォームを紹介している。公共機関での導入も多く、兵庫県のオープンデータ支援事例では、健康データの比較や交通事故発生状況などをビジュアルに表示し、直感的かつ多彩な表現で住民に伝えることに成功したという。データ利活用の面からデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する自治体にとって、参考になるだろう。