資料の紹介

 建設業界は深刻な人手不足に直面し、DXによる生産性の向上が急務となっている。デジタル技術によって多対多のコミュニケーションを円滑化し、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」やデータ、AIなどを駆使してワークフローをシンプルかつスムーズにする。そうすることで、人手に頼らなくても効果的にプロジェクトを進める環境をつくることが求められている。

 しかし、建設業界のDXは一筋縄ではいかない。ワークフローが複雑なうえ、多種多様な企業や人材が関わるからだ。厳しい納期に間に合わせるために、建設主、建築・構造・設備の各設計者、ゼネコン、サブコン、施工管理者、現場監督、行政関係者などが同時並行的に仕事を進める必要がある。予期せぬトラブルや変更も起きる。データを一元管理し、最新の情報をあらゆる関係者で共有することは容易ではない。

 本特集では、建設業に特化したDXについて取り上げる。既存の仕組みから脱却しデジタル技術を用いてプロジェクトを円滑に進める方法や、BIM/CIMツールをはじめとした最新技術の動向を解説する。データに基づく角度の高い意思決定を可能にし、収集したデータとノウハウを将来の成長に生かすためのヒントが満載だ。